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2. |
本件スキームの概要 |
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(ア) |
あさひ銀行・三菱信託銀行が不良債権を最終処理(オフバランス化)する目的でSPCを経由して信託設定し、これに併せて、RCCの保有債権のうち証券化に適する不良債権及びゴールドマン・サックスグループが国内金融機関等から買取った不良債権も同様に信託設定する。 |
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不良債権元本 1,000億円強、債務者数 約150先 |
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尚、本件は、複数の金融機関の不良債権を、信託機能を活用して証券化するスキームとしては、国内初のものである。 |
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(イ) |
RCCの信託部門及び三菱信託銀行は、不良債権の信託受託を受け、スタンダードアンドプア−ズ社の格付を取得することによって、投資家が購入し易い形の受益証券を組成する。これを、ゴールドマン・サックス証券を通じ、私募の形態で販売する。 |
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優先受益権発行予定額 約100億円 |
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(ウ) |
不良債権の回収は、主にRCCの回収部門(サービサー部門)が行うこととし、これまでのノウハウを最大限に生かして回収の極大化を目指すことにより、回収の信頼性を確保する。 |