対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成13年3月26日
株式会社整理回収機構

各 位

整理回収機構の日南信用金庫からの資産買取りについて

整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、日南信用金庫から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。

以 上



1. 買取り日

平成13年3月26日(月)

2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額

(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 32億円
RCCの買取額(簿価) 10億円
  うち貸出金等 (債務者数186先) 10億円


(1) 今回の事業譲渡先は南郷信用金庫(買取りスキーム図)

(2) 破綻金融機関からの貸出金等買取状況(今回分含み)


(単位未満四捨五入)
期   間 金融機関数 貸出金等(3月26日現在速報)
元本 簿価
平成11年3月31日まで 45 68,163億円 20,121億円
平成11年4月1日以降RCCにおいて 38 103,077億円 18,812億円
累  計 83 171,239億円 38,933億円

3. 貸出金の内容

(1) 業種別内訳(簿価ベース)をみると、建設・不動産業が38%を占めているほか、卸・小売業19%、個人16%となっている。

(2) 簿価大口先上位10社グループで買取貸出金全体の64%を占めており、大口先集中が窺われる。

4. 破綻に関する経営者責任の追及について

(1) 整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの)

(2) なお、日南信用金庫においては、金融整理管財人において刑事告発を行い立件に至っており、民事についても既に提訴に至っている。整理回収機構においては、当該民事訴訟を引継ぐと共に、今後も新たな責任追及が必要か否か調査・検討を継続して行う。

5. 日南信用金庫からの職員採用数

2名

6. 買取った資産の回収拠点

第一事業部・鹿児島支店・日南分室
住所:宮崎県日南市中央通1丁目3番地13 丸幸ビル2階

7. これまでの経緯

年 月 日 主 要 事 項
平成11年11月19日 破綻発表
平成13年 2月22日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成13年 3月7日 預金保険機構運営委員会において資産買取りを決定

8. 日南信用金庫の概要
(平成12年3月末現在)

本 店 所 在 地 宮崎県日南市大字戸高1456番地1
設 立 年 月 昭和8年6月
出 資 金 2億円
代 表 者 金融整理管財人    冨永 正一
眞柄 静夫
預金保険機構
職 員 数 85名
店 舗 数 7店
預 金・積 金 230億円
貸 出 金 177億円
主たる営業エリア 日南市、南那珂郡北郷町を中心に宮崎県南部
以 上