対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成15年3月3日
株式会社 整理回収機構

中部銀行からの資産買取りについて

1. 買取り日 平成15年3月3日(月)

2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額
(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 1,065億円
RCCの買取額(簿価) 643億円

うち貸出金等 (債務者数2,762先)607億円
(1) 今回の営業譲渡先は日本承継銀行であるが、即日再承継銀行(清水銀行,静岡中央銀行及び東京スター銀行)に再譲渡される。(ワンタッチ承継方式)(買取りスキーム図)。
(2) RCCにおける破綻金融機関からの貸出金等買取状況

<当初(合併前を含む)から本日買取分までの累計>

破綻金融機関数累計 170金融機関
貸出金等買取対象額(元本)累計 211,627億円
貸出金等買取額(簿価)累計 47,121億円
※元本及び簿価の金額は本日現在の速報値。

3. 貸出金の内容
(1) 業種別でみると、先数では個人向け貸出が最も多く42.0%、簿価では建設・不動産業向け貸出が最も多く23.9%を占めている。
(2) 簿価大口上位10先で、買取貸出金簿価総額の12.9%を占めている。

4. 破綻に関する経営者責任の追及について
 整理回収機構は、従来の住専の融資紹介責任・住専経営者責任追及に加え、関与者責任追及本部において、破綻金融機関の経営陣の責任追及問題を調査・検討し、さらに訴訟を含む責任追及を行っている(金融再生法3条・18条・50条、預金保険法83条・116条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの)。
 なお、中部銀行においては、民事については金融整理管財人において既に提訴に至っている。整理回収機構においては、当該民事訴訟を引継ぐと共に、今後も新たな責任追及が必要か否か調査・検討を継続して行う。

5. 中部銀行からの職員採用数
12名

6. 買取った資産の主な回収拠点
 整理回収機構 横浜支店 静岡分室

住所静岡県静岡市追手町3番11号 静岡信用日生ビル7階
 整理回収機構 横浜支店

住所横浜市神奈川区金港町6番6号 横浜みなと第一生命ビル10階

7. これまでの経緯
年 月 日 主 要 事 項
平成14年 3月 8日 破綻発表
平成14年 3月29日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成15年 2月19日 預金保険機構運営委員会において資産買取りを決定

8. 中部銀行の概要(平成13年9月末現在)
本 店 所 在 地 静岡県静岡市金座町21番地の1
設 立 年 月 大正5年4月
資 本 金 98億円
代 表 者※ 栂井 尚志(とがい たかし)
職 員 数 636名
店 舗 数 44店
預 金 5,090億円
貸 出 金 4,164億円
平成14年3月8日金融整理管財人として、本間 通義氏、長谷川 新一氏及び預金保険機構が就任。


以 上