対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成14年 6月17日
株式会社整理回収機構

各 位

整理回収機構の紀南信用組合からの資産買取りについて

整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、紀南信用組合から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。


以 上



1. 買取り日

平成14年 6月17日(月)

2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額

(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 15億円
RCCの買取額(簿価) 14億円
  うち貸出金等 (債務者数114先)9億円

(1) 今回の事業譲渡先は新宮信用金庫(買取りスキーム図)


(2) RCCにおける破綻金融機関からの貸出金等買取状況

<当初(合併前を含む)から本日買取分までの累計>

破綻金融機関数累計 140金融機関
貸出金等買取対象額(元本)累計 200,092億円
貸出金等買取額(簿価)累計 44,824億円
※元本及び簿価の金額は本日現在の速報値。

3. 貸出金の内容

(1) 業種別内訳(簿価ベース)をみると、建設・不動産業が55%を占めているほか、サービス業10%となっている。

(2) 簿価大口先上位10社グループで買取貸出金全体の62%となっている。

4. 破綻に関する経営者責任の追及について

(1) 整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条、預金保険法83条・116条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの)

(2) 但し、紀南信用組合については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、今後の調査で経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。
 
5. 買取った資産の回収拠点

整理回収機構・名古屋支店

住所: 名古屋市中区栄2丁目4番3号 広小路本町ビル

6. これまでの経緯

年 月 日 主 要 事 項
平成14年 2月15日 破綻発表
平成14年 3月29日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成14年 5月17日 預金保険機構運営委員会において資産買取り決定

7. 紀南信用組合の概要(平成13年3月末現在)

本 店 所 在 地 三重県熊野市井戸町385番地の1
設 立 年 月 昭和26年10月
出 資 金 2億円
代 表 者※ 松本 芳和
職 員 数 20名
店 舗 数 4店舗、3代理店
預 金・積 金 133億円
貸 出 金 61億円
主たる営業エリア 三重県熊野市、南牟婁郡ほか

平成14年2月15日金融整理管財人として、西尾隆文氏及び倉田嚴圓氏が就任。

以 上