対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成14年 6月10日
株式会社整理回収機構

各 位

整理回収機構の相互信用金庫からの資産買取りについて

整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、相互信用金庫から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。


以 上



1. 買取り日

平成14年 6月10日(月)

2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額

(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 1,449億円
RCCの買取額(簿価) 632億円
  うち貸出金等 (債務者数2,172先)577億円

(1) 今回の事業譲渡先は大阪信用金庫(買取りスキーム図)


(2) 破綻金融機関からの貸出金等買取状況(今回分含み)

(単位未満四捨五入)
期   間 金融機関数 貸出金等(6月10日現在速報)
元本 簿価
平成11年3月31日まで 45 68,239億円 20,166億円
平成11年4月1日以降RCCにおいて 89 122,355億円 22,483億円
累  計 134 190,594億円 42,649億円

3. 貸出金の内容

(1) 業種別内訳(簿価ベース)をみると、建設・不動産業が34%を占めているほか、製造業25%、小売・卸売業18%、サービス業17%となっている。

(2) 簿価大口先上位10社グループで買取貸出金全体の18%となっている。

4. 破綻に関する経営者責任の追及について

(1) 整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条、預金保険法83条・116条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの)

(2) 但し、相互信用金庫については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、今後の調査で経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。
 
5. 相互信用金庫からの職員採用数

11名

6. 買取った資産の回収拠点

整理回収機構・第一事業部・大阪支店

住所: 大阪市中央区博労町2丁目2番13号GEエジソンビル大阪 4階

7. これまでの経緯

年 月 日 主 要 事 項
平成14年 1月25日 破綻発表
平成14年 3月28日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成14年 5月 17日 預金保険機構運営委員会において資産買取り決定

8. 相互信用金庫の概要(平成13年9月末現在)

本 店 所 在 地 大阪市阿倍野区松崎町3丁目16番8号
設 立 年 月 大正11年5月
出 資 金 85億円
代 表 者※ 加茂野 淳一郎
職 員 数 719名
店 舗 数 39店
預 金・積 金 5,344億円
貸 出 金 3,892億円
主たる営業エリア 大阪市ほか

平成14年1月25日金融整理管財人として、田口哲夫氏及び田中等氏が、同年4月12日預金保険機構が就任。

以 上