 |
平成14年 5月20日
株式会社整理回収機構
各 位
整理回収機構の神栄信用金庫からの資産買取りについて
整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、神栄信用金庫から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。
以 上
|
|
1. |
買取り日 |
|
平成14年 5月20日(月) |
|
2. |
整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額 |
|
| (単位未満四捨五入) |
| 買取対象資産額(元本) |
78億円 |
| RCCの買取額(簿価) |
44億円 |
| |
うち貸出金等 |
(債務者数78先)39億円 |
|
|
|
(1) |
今回の事業譲渡先は日新信用金庫(買取りスキーム図) |
|
(2) |
破綻金融機関からの貸出金等買取状況(今回分含み) |
|
| (単位未満四捨五入) |
| 期 間 |
金融機関数 |
貸出金等(5月20日現在速報) |
| 元本 |
簿価 |
| 平成11年3月31日まで |
45 |
68,239億円 |
20,166億円 |
| 平成11年4月1日以降RCCにおいて |
82 |
119,913億円 |
21,648億円 |
| 累 計 |
127 |
188,152億円 |
41,814億円 |
|
|
3. |
貸出金の内容 |
|
(1) |
業種別内訳(簿価ベース)をみると、小売・卸売業が47%を占めているほか、建設・不動産業32%となっている。 |
|
(2) |
簿価大口先上位10社グループで買取貸出金全体の78%となっている。 |
|
4. |
破綻に関する経営者責任の追及について |
|
(1) |
整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条、預金保険法83条・116条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの) |
|
(2) |
但し、神栄信用金庫については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、今後の調査で経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。 |
|
5. |
神栄信用金庫からの職員採用数 |
|
1名 |
|
6. |
買取った資産の回収拠点 |
|
整理回収機構･神戸支店
住所:兵庫県神戸市中央区京町69番 三宮第一生命ビル9、10階 |
|
7. |
これまでの経緯 |
|
| 年 月 日 |
主 要 事 項 |
| 平成14年 1月18日 |
破綻発表 |
| 平成14年 3月25日 |
預金保険機構に対して資金援助申請 |
| 平成14年 4月17日 |
預金保険機構運営委員会において資産買取り決定 |
|
|
8. |
神栄信用金庫の概要(平成13年9月末現在) |
|
| 本 店 所 在 地 |
神戸市中央区中山手通1丁目25番5号 |
| 設 立 年 月 |
昭和22年10月 |
| 出 資 金 |
2億円 |
| 代 表 者※ |
陳 正和 |
| 職 員 数 |
49名 |
| 店 舗 数 |
3店 |
| 預 金・積 金 |
313億円 |
| 貸 出 金 |
214億円 |
| 主たる営業エリア |
兵庫県神戸市ほか |
|
|
※平成14年1月18日金融整理管財人として、渡邉勝之氏及び坂田達也氏が就任。 |
|
