対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成14年 3月18日
株式会社整理回収機構

各 位

整理回収機構の中津川信用組合からの資産買取りについて

整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、中津川信用組合から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。


以 上



1. 買取り日

平成14年 3月18日(月)

2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額

(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 35億円
RCCの買取額(簿価) 8億円
  うち貸出金等 (債務者数141先)7億円


(1) 今回の事業譲渡先は岐阜信用金庫(買取りスキーム図)

(2) 破綻金融機関からの貸出金等買取状況(今回分含み)

(単位未満四捨五入)
期   間 金融機関数 貸出金等(3月18日現在速報)
元本 簿価
平成11年3月31日まで 45 68,239億円 20,166億円
平成11年4月1日以降RCCにおいて 68 117,469億円 20,812億円
累  計 113 185,708億円 40,978億円

3. 貸出金の内容

(1) 業種別内訳(簿価ベース)をみると、サービスが25%を占めているほか、建設・不動産業21%となっている。

(2) 簿価大口先上位10社グループで買取貸出金全体の53%となっている。

 
4. 破綻に関する経営者責任の追及について

(1) 整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条、預金保険法第83条・116条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの)

(2) 但し、中津川信用組合については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、今後の調査で経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。

5. 買取った資産の回収拠点

整理回収機構・名古屋支店
住所:名古屋市中区栄2丁目4番3号 広小路本町ビル

6. これまでの経緯

年 月 日 主 要 事 項
平成13年11月 2日 破綻発表
平成14年 2月 6日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成14年 2月20日 預金保険機構運営委員会において資産買取り決定

7. 中津川信用組合の概要(平成13年3月末現在)

本 店 所 在 地 岐阜県中津川市淀川町1番27号
設 立 年 月 昭和34年12月
出 資 金 2億円
代 表 者※ 小幡 孝司
職 員 数 57名
店 舗 数 6店
預 金・積 金 258億円
貸 出 金 134億円
主たる営業エリア 岐阜県中津川市、恵那市、瑞浪市、土岐市、多治見市、 可児市、恵那郡、土岐郡、可児郡

※平成13年11月2日金融整理管財人として、早野實氏及び川島和男氏が就任。

以 上