 |
平成13年11月26日
株式会社整理回収機構
各 位
整理回収機構の朝銀広島信用組合からの資産買取りについて
整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、朝銀広島信用組合から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。
以 上
|
 |
1. |
買取り日 |
|
平成13年11月26日(月) |
 |
2. |
整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額 |
|
(単位未満四捨五入) |
買取対象資産額(元本) |
191億円 |
RCCの買取額(簿価) |
40億円 |
|
うち貸出金等 |
(債務者数221先) 37億円 |
|
|
|
(1) |
今回の事業譲渡先は朝銀西信用組合(買取りスキーム図) |
|
(2) |
破綻金融機関からの貸出金等買取状況(今回分及び朝銀青森、朝銀宮城、朝銀福井、朝銀愛知、朝銀島根、朝銀山口、朝銀福岡、朝銀長崎の各信用組合分を含む) |
|
(単位未満四捨五入) |
期 間 |
金融機関数 |
貸出金等(11月26日現在速報) |
元本 |
簿価 |
平成11年3月31日まで |
45 |
68,163億円 |
20,121億円 |
平成11年4月1日以降RCCにおいて |
55 |
115,826億円 |
20,775億円 |
累 計 |
100 |
183,989億円 |
40,896億円 |
|
 |
3. |
貸出金の内容 |
|
(1) |
業種別内訳(簿価ベース)をみると、建設・不動産業が39%を占めているほか、サービス業27%となっている。 |
|
(2) |
簿価大口先上位10社グループで買取貸出金全体の67%となっている。 |
 |
4. |
破綻に関する経営者責任の追及について |
|
(1) |
整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの) |
|
(2) |
但し、朝銀広島信用組合については、金融整理管財人において調査を尽くしたが提訴すべき段階には至らなかった。今後、整理回収機構において引続き調査を継続し、経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。 |
 |
5. |
買取った資産の回収拠点 |
|
整理回収機構・広島支店 住所:広島市中区中町8番12号 広島グリーンビル 9階 |
 |
6. |
これまでの経緯 |
|
年 月 日 |
主 要 事 項 |
平成11年 5月14日 |
破綻発表 |
平成12年12月16日 |
金融再生法による金融整理管財人選任 |
平成13年10月30日 |
預金保険機構に対して資金援助申請 |
平成13年11月 7日 |
預金保険機構運営委員会において資産買取り決定 |
|
 |
7. |
朝銀広島信用組合の概要(平成13年3月末現在) |
|
本 店 所 在 地 |
広島市南区西荒神町1番38号 |
設 立 年 月 |
昭和36年10月 |
出資金 |
578百万円 |
代 表 者 |
金融整理管財人 田村 道雄
〃 渡邉 浩其 |
職 員 数 |
64名 |
店 舗 数 |
5店 |
預 金・積 金 |
19,797百万円 |
貸 出 金 |
25,894百万円 |
主たる営業エリア |
広島県内全域 |
|
|