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平成13年7月9日
株式会社整理回収機構
各 位
整理回収機構の道央信用組合からの資産買取りについて
整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、道央信用組合から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。
以 上
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1. |
買取り日 |
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平成13年7月9日(月) |
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2. |
整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額 |
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(単位未満四捨五入) |
買取対象資産額(元本) |
46億円 |
RCCの買取額(簿価) |
14億円 |
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うち貸出金等 |
(債務者数185先) 14億円 |
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(1) |
今回の営業譲渡先は空知商工信用組合(買取りスキーム図) |
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(2) |
破綻金融機関からの貸出金買取等(今回分含み) |
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(単位未満四捨五入) |
期 間 |
金融機関数 |
貸出金等(7月9日現在速報) |
元本 |
簿価 |
平成11年3月31日まで |
45 |
68,163億円 |
20,121億円 |
平成11年4月1日以降RCCにおいて |
44 |
113,627億円 |
20,778億円 |
累 計 |
89 |
181,790億円 |
40,899億円 |
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3. |
貸出金の内容 |
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(1) |
業種としては、先数では個人向け貸出が最も多く、64先(34.6%)簿価1億円(6.3%)となっているが、
簿価では卸・小売業が最も多く、簿価5億円(36.9%)37先(20.0%)となっている。 |
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(2) |
簿価大口先上位10先で、買取貸出金簿価総額の50.6%を占めている。 |
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4. |
破綻に関する経営者責任の追及について |
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整理回収機構は、従来の住専の融資紹介責任・住専経営者責任追及に加え、関与者責任追及本部において、
破綻金融機関の経営陣の責任追及問題を調査・検討を行い、更に訴訟を含む責任追及を行っている。
(金融再生法3条・18条・50条、及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づき) |
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但し、道央信用組合については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、
今後早急に調査を進め、経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。 |
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5. |
買取った資産の回収拠点 |
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第三事業部札幌支店旭川分室
住所:北海道旭川市4条通8丁目1703番地12 日本生命旭川4条通ビル |
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6. |
これまでの経緯 |
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年 月 日 |
主 要 事 項 |
平成12年12月 1日 |
破綻発表 |
平成13年 6月 4日 |
預金保険機構に対して資金援助申請 |
平成13年 6月20日 |
預金保険機構運営委員会において資産買取りを決定 |
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7. |
道央信用組合の概要(平成12年3月末現在) |
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本 店 所 在 地 |
北海道滝川市栄町2丁目3番21号 |
設 立 年 月 |
昭和26年12月 |
出資金(資本金) |
4億円 |
代 表 者 |
戸田 耕輔 ※ |
職 員 数 |
101名 |
店 舗 数 |
10店 |
預 積 金 |
458億円 |
貸 出 金 |
348億円 |
主たる営業エリア |
北海道空知・富良野・留萌地区 |
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※平成12年12月1日金融整理管財人として、小寺正史氏及び東出俊夫氏が就任。 |
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以 上 |
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