対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成13年3月19日
株式会社整理回収機構

各 位

整理回収機構の四国貯蓄信用組合からの資産買取りについて

整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、四国貯蓄信用組合から資産の買取りを実施しました。
その概要は、以下の通りです。

以 上



1. 買取り日

平成13年3月19日(月)

2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額

(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 147億円
RCCの買取額(簿価) 62億円
  うち貸出金等 (債務者数584先) 55億円


(1) 今回の事業譲渡先は百十四銀行(買取りスキーム図)

(2) 破綻金融機関からの貸出金等買取状況(今回分含み)


(単位未満四捨五入)
期   間 金融機関数 貸出金等(3月19日現在速報)
元本 簿価
平成11年3月31日まで 45 68,163億円 20,121億円
平成11年4月1日以降RCCにおいて 37 103,045億円 18,801億円
累  計 82 171,208億円 38,922億円

3. 貸出金の内容

(1) 業種別内訳(簿価ベース)をみると、建設・不動産業が26%を占めているほか、サービス業22%、個人19%となっている。

(2) 簿価大口先上位10社グループの買取貸出金全体に占める割合は23%となっている。

4. 破綻に関する経営者責任の追及について

(1) 整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの)

(2) 但し、四国貯蓄信用組合については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、今後の調査で経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。

5. 四国貯蓄信用組合からの職員採用数

3名

6. 買取った資産の回収拠点

第六事業部・神戸支店・高松分室
住所:高松市寿町1丁目1番8号 日本生命高松駅前ビル5階

7. これまでの経緯

年 月 日 主 要 事 項
平成12年 5月12日 破綻発表
平成13年 2月22日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成13年 3月7日 預金保険機構運営委員会において資産買取りを決定

8. 四国貯蓄信用組合の概要
(平成12年11月末現在)

本 店 所 在 地 高松市瓦町1丁目4番地10
設 立 年 月 昭和29年7月
出 資 金 12億円
代 表 者 金融整理管財人   武田 安紀彦
池田 清一郎
職 員 数 79名
店 舗 数 5店
預 金・積 金 95億円
貸 出 金 226億円
主たる営業エリア 香川県内全域
以 上