対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成13年1月9日
株式会社整理回収機構

各 位

整理回収機構の小川信用金庫からの資産買取りについて

 整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、小川信用金庫から資産の買取りを実施しました。
 その概要は、以下の通りです。

以 上




1. 買取り日
  平成13年1月9日(火)
2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額
 
(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 2,832億円
RCCの買取額(簿価) 1,006億円
  うち貸出金等 (債務者数5,669先) 977億円

  (1) 今回の事業譲渡先は埼玉縣信用金庫。(買取りスキーム図
  (2) 破綻金融機関からの貸出金買取等(今回分含み)
(単位未満四捨五入)
期   間 金融機関数 貸出金等(1月9日現在速報)
元本 簿価
平成11年3月31日まで 45 70,043億円 21,561億円
平成11年4月1日以降RCCにおいて 32 88,469億円 15,098億円
累  計 77 158,511億円 36,659億円

3. 貸出金の内容
  (1) 業種としては、先数では個人向け貸出が最も多く、3,184先(56.2%)簿価263億円(27.1%)となっているが、簿価では不動産・建設業が最も多く、簿価349億円(36.0%)877先(15.5%)となっている。
  (2) 簿価大口先上位10先で、買取貸出金簿価総額の8.8%を占めている。
4. 破綻に関する経営者責任の追及について
   整理回収機構は、従来の住専の融資紹介責任・住専経営者責任追及に加え、関与者責任追及本部において、破綻金融機関の経営陣の責任追及問題を調査・検討を行い、更に訴訟を含む責任追及を行っている。(金融再生法3条・18条・50条、及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づき)
 但し、小川信用金庫については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、今後早急に調査を進め、経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。
5. 小川信用金庫からの職員採用数
  23名
6. 買取った資産の主な回収拠点
  第三事業部・東京支店川越分室
  住所:埼玉県川越市脇田本町21番地7
7. これまでの経緯
 
年 月 日 主 要 事 項
平成11年11月12日 破綻発表
平成12年12月 8日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成12年12月20日 預金保険機構運営委員会において資産買取りを決定

8. 小川信用金庫の概要
  (平成12年8月末現在)
本 店 所 在 地 埼玉県比企郡小川町大字大塚34番地10
設 立 年 月 昭和23年5月
出 資 金(資本金) 14億円
代 表 者 梅澤 謙之
職 員 数 721名
店 舗 数 44店
預 積 金 5,600億円
貸 出 金 4,904億円
主たる営業エリア 埼玉県南西部
以 上