対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成13年1月29日
株式会社整理回収機構

各 位

整理回収機構の岡山市民信用金庫からの資産買取りについて

 整理回収機構では、預金保険機構が既に発表している通り、本日、岡山市民信用金庫から資産の買取りを実施しました。
 その概要は、以下の通りです。

以 上




1. 買取り日
  平成13年1月29日(月)
2. 整理回収機構(以下RCC)が買取る資産金額
 
(単位未満四捨五入)
買取対象資産額(元本) 272億円
RCCの買取額(簿価) 108億円
  うち貸出金等 (債務者数237先) 101億円

  (1) 今回の事業譲渡先はおかやま信用金庫(買取りスキーム図
  (2) 破綻金融機関からの貸出金等買取状況(今回分含み)
(単位未満四捨五入)
期   間 金融機関数 貸出金等(2月13日現在速報)
元本 簿価
平成11年3月31日まで 45 70,043億円 21,561億円
平成11年4月1日以降RCCにおいて 33 88,606億円 15,123億円
累  計 78 158,649億円 36,684億円

3. 貸出金の内容
  (1) 業種別内訳(簿価ベース)をみると、建設・不動産業が30%を占めているのに続き、卸・小売業の24%、個人が18%となっている。
  (2) 簿価大口先上位10社グループで買取貸出金全体の約7割(69%)を占めており、大口先集中が窺われる。
4. 破綻に関する経営者責任の追及について
  (1) 整理回収機構では、関与者責任追及本部において、従来の住専への融資紹介責任・住専経営者の責任追及に加え、破綻金融機関経営陣の責任追及問題事案の調査・検討を行い、さらに訴訟を含む責任追及を行なっている。(金融再生法3条・18条・50条及び預金保険機構との資産買取委託契約等の趣旨に基づくもの)
  (2) 但し、岡山市民信用金庫については、現在のところ問題とすべき案件があるかどうかの調査段階にあり、今後の調査で経営者責任が認められた場合、刑事・民事上の責任を追及する予定である。
5. 買取った資産の主な回収拠点
  第二事業部・広島支店・岡山分室
  住所:岡山市下石井2丁目1番3号 岡山第一生命ビルディング5階
6. これまでの経緯
 
年 月 日 主 要 事 項
平成12年 4月14日 破綻発表
平成13年 1月12日 預金保険機構に対して資金援助申請
平成13年 1月22日 預金保険機構運営委員会において資産買取りを決定

7. 岡山市民信用金庫の概要
  (平成12年9月末現在)
本 店 所 在 地 岡山市桑田町17番5号
設 立 年 月 大正5年6月
出 資 金(資本金) 3億円
代 表 者 福岡 久宜
職 員 数 314名
店 舗 数 28店
預 金・積 金 1,719億円
貸 出 金 1,383億円
主たる営業エリア 岡山市内
以 上