対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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RCC証券化型信託第6号の実施について

平成17年5月31日
株式会社 整理回収機構

 今般、証券化型信託第6号(RCCトラストY)の実施計画が固まりましたのでお知らせ致します。


1. スキームの概要《資料3-3
<スキームの主旨>
民間資金を活用して、金融機関等の不良債権処理の促進、整理回収機構の保有債権の流動化(金融改革プログラム)、ならびに不良債権の証券化市場の拡大を図るもの。
<対象債権>
(1) 「RCC保有資産の流動化・証券化についての基本的な考え方」に基づき、RCC保有債権を、複数の投資家で入札を実施し、落札した投資家≪リーマン・ブラザーズグループ≫がアレンジしたSPCに債権を売却。
(2) 加えて、金融機関等の保有する債権をSPCで買取ることで、金融機関等の不良債権処理促進を図る。
<証券化>
(3) RCCは、SPCが買取った債権を証券化することを目的として信託受託≪三菱信託と共同受託≫し、受益権を優先部分と劣後部分に分割する。
(4) 優先受益権は、外部格付け≪S&P、 Mondy’s≫により予備格付け取得済み。(平成17年5月27日公表)
(5) 劣後受益権は、リーマン・ブラザーズグループが保有するが、RCCも一部保有する。
<回収>
(6) 債権の回収については、リーマン・ブラザーズとビジネスパートナーの関係にあるサービサー≪キャピタル・サーヴィシング債権回収≫に委託した上で、RCCのサービサー部門も回収を担当する。


2. RCCトラストVIの概要
優先受益権の発行総額161億円(AAA・Aaa〜BBB・Baa2)
債権元本計 約810億円、時価計 約193億円
信託受託 平成17年4月15日
受益権販売 平成17年6月上旬
本件は、RCCトラストシリーズにおいて時価及び発行額で最大額。


3. RCCトラストシリーズの特徴
RCCトラストシリーズは、我が国の不良債権の証券化市場において、毎年度継続的に実施・発行・公表してきたことで、市場の育成に主導的役割を果たしています。
同シリーズ1〜5号の優先受益権総発行額は515億円となり、その償還実績は格付機関からも高い評価を受け、投資家層の拡大に繋がっています。
発行条件・償還実績等はブル―ムバーグ端末にて開示しております。


以 上
※本書は証券の購入、保有、または売却を勧誘・奨励するものではありません。