対外発表 The Resolution and Collection Corporation
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平成16年11月30日
株式会社 整理回収機構

平成16年度中間期の決算概要


 平成16年度中間期の債権回収実績は4,471億円と前年度同期(4,624億円)をやや下回る水準となった。回収額に占める取立等益は1,609億円と前年度同期(1,217億円)をかなり上回り、債権のバルク売却に伴う売却損や直接償却の実施等の結果、納付金算定額(資本注入勘定を除く)は1,503億円となった。

 これを主要勘定別にみると、特例業務勘定(破綻金融機関等からの譲受債権の管理勘定)及び53条勘定(健全金融機関からの買取債権の管理勘定)は、取立等益が前年度同期を大幅に上回り、預金保険機構への納付金算定額は各々1,169億円、330億円と多額に達している。しかしながら、納付金算定額控除後の整理回収銀行勘定全体でみると、損益ゼロとなっている。
 一方、住専勘定は、貸倒引当金の繰入が減少しているものの、債権のバルク売却に伴う売却損の増加もあり、82億円の赤字となったが、赤字幅は前年度同期(384億円の赤字)に比べ大幅に縮小している。
 この結果、納付金算定額控除後の当社全体の損益は、住専勘定の損益がそのまま反映される形となり、82億円の赤字となった。
 なお、信託や企業再編ファンド等を活用した企業再生業務等のいわゆる民間サービサー部門では、6億円の黒字を計上している。

 資本勘定については、資本注入勘定において株式等評価差額金が312億円発生したこともあり、111億円の資産超過となった。

以 上