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証券化型信託<DPI&RCCファンディング>の実施について

平成16年9月30日



 今般、整理回収機構(RCC)は、大和証券SMBCグループと協同で、金融機関の不良債権のオフバランス化を促進するとともに、証券化することにより市場の拡大を図るための新たなスキームを実施しましたのでお知らせ致します。


1. スキームの意義
豊富な投資銀行業務の実績を有する大和証券SMBCグループの投資資金とRCCの再生・回収ノウハウを生かすことで、金融機関に不良債権の処理手段を提供。
大和証券SMBCグループの販売網を活用して証券化商品を販売することで、市場から新たな投資資金を調達。同時に投資家層の拡大を図る。


2. スキームの概要【別紙A】
1) RCCは、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツ(大和証券SMBC・PI)から受託した資金で、金融機関等の保有する債権を買取る。
2) 買取った債権は、RCCが再生手法も活用して債権回収を行う。
3) 今般買取り残高が一定の金額に達したことから、受益権に外部格付けを取得して、大和証券SMBCを通じて機関投資家に販売する。


3. 各社の役割
RCC :債権買取資金の受託、債権の買取・管理回収(受託者)
住友信託銀行 :共同受託、信託決算・配当事務(受託者)
大和証券SMBC・PI :債権買取資金の信託 (委託者)、劣後受益権の保有(劣後受益者)
大和証券SMBC :優先受益権の組成・引受け・販売
S&P、Moody’s :優先受益権の格付け


4. 商品の概要 <DPI&RCCファンディング:平成16年9月30日発行>
優先受益権:84億円 <<AAA/Aaa 39億円、AA/Aa2 15億円、A/A2 15億円、BBB/Baa2 15億円>>
信託元本:126億円、債権元本:1,333億円、先数:134先


<参考>証券化型信託の概要


以 上