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りそな銀行債権の証券化型信託第1号の実施について



 今般、りそな銀行の再生勘定債権を早期にオフバランス化するために、同行と協働して、証券化型信託の第1号(りそな&RCCプランニング‐I )を実施しますのでお知らせします。


1. スキームの概要【別紙A】
1) りそな銀行は、再生勘定の債権のうち、民事再生法等法的措置済み債権を中心に、ゴールドマン・サックスグループがアレンジしたSPCに売却する。
2) RCCは、SPCが買取った債権を証券化することを目的として信託受託し、受益権を発行する。
3) 受益権については、投資家が購入し易いようにスタンダード&プアーズの格付けを取得し、ゴールドマン・サックス証券を通じて優先部分を幅広い機関投資家に販売する。劣後部分は、ゴールドマン・サックスグループおよびりそな銀行が保有する。
4) 債権の回収については、ゴールドマン・サックスグループの株式会社港債権回収に委託したうえで、りそな債権回収株式会社とRCC(サービサー)が回収を行う。


2. 商品の概要 《りそな&RCCプランニング‐I 》
<受託資産>
債権元本 :46先 622億円、信託元本 :90億円
<優先受益権>
AAA 35億円、AA 11億円、A 11億円、BBB 11億円
銀行、信金、信組、生・損保等の適格機関投資家に販売予定。

3. 実施予定
証券化商品発行条件決定 :4月22日
信託契約締結(変更契約) :4月26日
本格付け取得(S&P) :4月28日
払込日 :4月28日

4. スキームの意義
RCCの信託機能を活用することで、マーケットの資金を活用して、りそな銀行の再生勘定の債権を早期にオフバランス化すると共に、受益権を幅広い投資家に販売することで、不良債権市場の拡大を図るもの。
今後、再生・オフバランスパッケージ型金銭債権信託スキームの出口手法のひとつとして定期的に実施する予定。


以 上