| 1. | 
					対象会社の概要 | 
				 
				
					
						
							 
								| 会社名 | 
								株式会社ちまきや | 
							 
							 
								| 代表者 | 
								八木宗十郎(4/17退任し相談役に就任) | 
							 
							 
								| 所在地 | 
								山口市中市町3−3 | 
							 
							 
								| 事業内容 | 
								百貨店 | 
							 
							 
								| 創業・設立 | 
								創業:安政2年(1855年) 設立:昭和12年(1937年) | 
							 
							 
								| 資本金 | 
								490百万円 | 
							 
							 
								| 年商 | 
								約72億円(15/1期) | 
							 
							 
								| 従業員数 | 
								132人 | 
							 
					   
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					| 2. | 
					経緯 | 
				 
				 
					|  株式会社ちまきやは、安政2年(1855年)山口市に「八木呉服店」として創業し、平成17年に創業150年を迎える老舗独立系百貨店。平成10年に大規模増床を実施したが、バブル崩壊後の個人消費の低迷に加え、競合店との競争激化もあり業績低迷が続いていた。斯かる状況においてメイン山口銀行が同社の過剰債務の解消並びに経営戦略の抜本的な見直しによる事業再生を図るに当たり、RCCは企業再編ファンド機能による協力を求められた(RCC企業再編ファンドのスキームは別紙のとおり)。 | 
				 
			 
 
 
			
				 
					| 3. | 
					RCCの関与 | 
				 
				 
					|  RCCは、ちまきやの当地における存在意義、商圏の将来性、業務の将来的改善の可能性等を見極め、平成15年10月開催の企業再生検討委員会において、企業再編ファンド案件として取り上げることを決定した。RCCは再建計画を公正・中立的観点から検証、平成15年10月30日に第1回債権者説明会を開催後、全金融債権者に対する数回に亘る個別訪問により、再建計画の意義、内容の説明等を行うとともに、内容の調整を経て、平成16年2月4日の第3回債権者説明会で提示した最終計画案にて全債権者の同意を得た。 | 
				 
			 
 
 
			
				 
					| 4. | 
					再建計画の骨子 | 
				 
				
					再建計画は、財務・経営それぞれの専門コンサルタントの協力により作成された。
						 計画の骨子は以下のとおり | 
				 
				
					| (1) | 
					債務者の自助努力による事業リストラの徹底 | 
				 
				
					
						
							
								| ・ | 
								固定費削減を柱とした経費削減による収益力の改善 | 
							 
							
								| ・ | 
								売場構成の見直し等による魅力ある店舗づくりによる集客力の改善 | 
							 
						 
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					| (2) | 
					経営責任、株主責任の明確化
						 (八木社長の退任に伴う新社長は、山口銀行元取締役の西村清司氏が就任) | 
				 
				
					| (3) | 
					金融支援;債務免除及びDES | 
				 
			 
			 
			 
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