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取組みの背景とスキームの概要 |
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RCCの企業再生本部では、破綻金融機関から譲受けた債権"W社"につき、メイン銀行A行と協働することによって再生可能性があると判断し、同社の再生を円滑に進めるために、他の取引金融機関に対して再生機能を有する再生法53条での買取りの折衝を進めてきた。 |
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その結果、3つの金融機関(C行・D行・E行)から再生を前提としての買取が実現することとなり、買取り後の同社向け債権シェアが40%弱となった。 |
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これに、主要取引銀行であるB行の債権を追加すれば、シェアの過半を占めることとなることから折衝を続けてきたが、B行は相応のシェアの債権を有しており、現段階で売却の意思はないが、主要取引銀行として同社の再生計画に参画し、協力する意向があるとのことである。 |
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RCCは、B行から再生を目的とした再生型管理信託を受託することにより、B行の協力を得、メイン銀行であるA行と協働しつつ、"W社"の円滑な再生計画を検討していく。 |